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Anyango Kenya Best

サバンナの大地から直輸入!
アニャンゴ・ケニア・ベスト盤!
アフリカが歓喜した、現地ミュージシャンとの新録コラボ曲も収録!

Anyango Kenya Best

品番:JOWI-010 価格:3,241円(税抜)
販売元レーベル:JOWI music
発売:2017年1月1日

収録曲

1. Anyango nyar Japan meets Kenge Kenge
2. Weche N g’eny
3. Sweet Poison
4. Kizashi
5. Ja Uganya
6. Horizon
7. Ogwang’
8. Flamingo
9. Kayamba
10. Gaudensha
11. Uhiki
12. Last Waltz
13. Mwana wa Mberi
14. Nyatiti Soran2020
15. Jambo Nyatiti
(新録2曲を含む全15曲)

Anyango Comment

「アニャンゴの音楽はどこで手に入るんだい?」この10年、アフリカの人たちから何千回尋ねられた事でしょう。AmazonやiTunesにアクセスできない彼らのもとに、何とかしてこの音楽を届けたかった。山あり谷ありの末、ケニア地元の音楽プロダクション ketebul musicと契約を交わし、東アフリカでアニャンゴのCDをリリースする運びとなりました。タンザニアのプレス工場で盤を焼き、ケニアのダウンタウンでブックレットを印刷し、ketebul musicのスタッフが手作業で組み立てました。印刷がぼけたり、ずれてたりするのもこれまたご愛嬌。ケニア人と日本人による愛情たっぷりの1枚です。ぜひサバンナの大地を感じてください。 Anyango

Liner Notes

1. Anyango nyar Japan meets Kenge Kenge(日本からやってきたアニャンゴがケンゲ・ケンゲと出会う)
日本人音楽家アニャンゴこと向山恵理子と、ケニアの伝統音楽を演奏するグループ「ケンゲ・ケンゲ」との、初めてのコラボレーション。アニャンゴは、東日本大地震の悲劇の直後に、この曲を書き下ろし、精神の回復を願う人々を勇気づける。ケンゲ・ケンゲは、この曲に音楽的な強いインパクトを加え、さらに、ルオ語で同じ感情を表現する。ケニア新録音。

2. Weche N g’eny(問題だらけ)
ルオ語で歌われるWeche Ng’eny (たくさんの問題、という意味)は、世界中のいたるところで人々が直面する様々な問題について語られる。この歌は、どんな問題にも解決する時が来るのだよと強調し、人々を力づける。ギブアップしなければ、人生はより良くなるんだよ。

3. Sweet Poison(甘い毒)
恋が破れた時の痛みに打ち勝つことを歌った曲。傷ついた心から学ぶレッスンはたくさんあり、そのレッスンが人を強くする。そして、また、自分自身を失ってしまうほどの「盲目の恋」について注意するようにと歌う。

4. Kizashi(兆し)
Kizashiとは日本語で ’Omen(’ 前兆)を意味する言葉である。しかし、この曲は、スワヒリ語、ルオ語、英語で歌われている。今こそ、ほんとうの愛に出会える時だという良き前兆を感じた、一人の旅人についての歌である。男は、世界中を旅した後に、その愛に巡り会い、自分自身を見出すことになる。

5. Ja Uganya(ウゲニャの人々)
ルオ語で歌われるトラディショナル曲で、Ja Ugenyaとは「ウゲニャの人々」のことである。「国籍、肌の色、信仰、そして社会的地位が違っても、私たちはみな同じだということ思い出そう」と、すべての人々に向けて呼び掛ける歌である。アニャンゴが、彼女のニャティティの師匠であるオクム・オレンゴから、最初に習ったのがこの曲である。

6. Horizon(地平線)
Horizonは日本語とルオ語で歌われている。これは、アニャンゴからアレゴ村に暮らす(ビクトリア湖近くの、ニャティティの故郷)の人々に宛てられた手紙である。アニャンゴは、彼らと共に暮らした日々の良き思い出について、そして、彼らが元気でありますように、と歌う。彼女は彼らに「どんなに遠く離れていようと、あなた方は私の心の中の特別な場所にいるのです…」と呼びかける。

7. Ogwang’(オグワン)
Ogwang’とは、ニャティティのキングと仰がれるオグワン・レロ・オコスのことである。ほとんどがスワヒリ語、一部日本語で歌われる。この曲の中で、アニャンゴはこのニャティティ(別名「カンバ・ナネ」、スワヒリ語で8弦のこと)への愛について、また、彼女がこの楽器とオグワン・レロ・オコスから与えられたインスピレーションについて歌っている。

8. Flamingo(フラミンゴ)
アニャンゴのニャティティのコレクションにインスパイアされたインストゥルメンタル曲。そのコレクションの中から4台のニャティティを用い、調律の加減もふくめ、ニャティティの様々な音色を探っている。まさに、ニャティティ・オーケストラである。

9. Kayamba(カヤンバ)
カヤンバは、ミジケンダ地方に伝わる、パーカッションの伝統楽器である。この楽器は霊的ヒーリングや清めの儀式に用いられる。この曲は、ミジケンダ地方の二つのトラディショナル曲がベースになっている。ひとつは、畑仕事をする農民を励ます「Nenda Mundani」。そして、もうひとつは、悪い霊を払い除ける「Ni Kure」である。


10. Gaudensha(ガウデンシャ)
ガウデンシャは、アニャンゴのニャティティの師匠、オクム・オレンゴの妻の名前である。アフリカ女性の強さにインスパイアされて作られた曲で、演奏には、日本の楽器とケニアの楽器が用いられている。

11. Uhiki(ウヒキ)
ウヒキは、キクユ族の伝統的な曲「Nyumba ya Mwari Witu」(キクユ語で「私たちの娘の家」) に由来する結婚の歌である。婚姻による二つの家族のより強い結びつきを願い、歌っている。

12. Last Waltz(ラスト・ワルツ)
この曲はチャカチャのグルーブで演奏されている。チャカチャとは、ケニアの沿海地方で盛んな音楽ジャンル。ほとんどは日本語の歌詞だが、いくつか、カメルーンで話されているファング語でも歌われている。初恋の思い出と、その時の気持ちをあらためて感じてみたい、とアニャンゴは歌う。

13. Mwana wa Mberi(初めての子供)
Mwana wa Mberi(ルイヤ語で、初めての子供)はルイヤ族のトラディショナル曲で、初めて授かった子供を讃える歌である。この歌は、初めての子供の誕生を祝う時、そして、成長したその子の成功の度に歌われる。

14. Nyatiti Soran2020(ニャティティ・ソーラン 2020)
この曲は、ケニアのニャティティ、日本のソーラン節、そして、西洋のダンス音楽のフュージョン(融合)である。アニャンゴは、この異なる文化のフュージョン、そして、この音楽が人々にもたらす喜びを、祝い歌う。日本では、小学生、中学生が運動会などで、アニャンゴの振り付けで、この曲に合わせて踊りを披露している。

15. Jambo Nyatiti(ジャンボ・ニャティティ)
アニャンゴは、この曲の中で、自己紹介をし、ニャティティと恋に落ちた時のことを歌う。アレゴの村で、彼女の師匠オクム・オレンゴからニャティティを学んだ彼女の半生を歌う歌でもある。師匠から彼女へのメッセージは「あなたは、私が行くことのできなかった世界のいたる所で、ニャティティを奏でなさい」というものであった。ケニア新録音。