ケニア・ルオに伝わる竪琴 Nyatiti の世界初女性奏者,Anyango。その12年の音の軌跡を集約したライブ映像がついにリリース!

Anyango Live in Tokyo  

2016年8月7日発売 ¥3,500+税


トラディショナルを超越し,World music シーンに新風を吹き込む Anyango の魅力満載の65分間。
Aska Kaneko,Nori Shiota,Latyr Syといった世界的ミュージシャンを迎え入れ, 西洋楽器とアフリカ楽器の織りなす斬新なコラボレーションは革新的サウンド !
特典として Anyango が新しい境地を切り開いた MV「Ogwang」も収録。

ケニア・ルオの伝統弦楽器 Nyatiti の免許皆伝となった日,大師匠,故オクム・オレンゴから託された言葉があります。「私の行けないところまであなたが行って,この楽器を奏でてきなさい」。アフリカの師匠の「行けないところ」とは,地理的な意味だけではないのだと思います。日本人で女性である自分だからこそ目指せる嶺を追い求めます。by Anyango


"Anyango Live in Tokyo"





Information  

  • タイトル:Anyango Live in Tokyo  
  • アーティスト:Anyango  
  • 品番:JOWI-V009  
  • 価格:3,500円+税  
  • 販売元:JOWI music  
  • 発売予定:2016年8月7日(日)  
  • JANコード:4582312140125
  • Live Recorded at YAMAHA GINZA STUDIO /
    Produced by Anyango /
    Co-produced by Nori Shiota
  • Musicians:Anyango Vocal,Nyatiti /
    Aska Kaneko Violin /
    Nori Shiota Bass /
    Latyr Sy Percussions
  • 収録曲:01. Ja Ugenya~To Be Free / 02. Gaudensha / 03. Kizashi / 04. Afro Blue / 05. 声をきかせて / 06. Kariobangi / 07. Mwana wa mberi / 08. Ne Nyako / 09. 特典映像  Ogwang MV


Profile

Anyango(アニャンゴ):東京生まれ。アフリカの音楽に魅了され,単身ケニア奥地の村で修業し,現地でも限られた男性だけに演奏が許されているニャティティの世界初の女性奏者となる。日本国内だけでなく,アフリカ,ヨーロッパなどでも広く演奏活動を行っている。日本ケニア文化親善大使。Anyango とはルオ語で「午前中に生まれた女の子」という意味。

Nyatiti(ニャティティ):ケニア・ルオの伝統弦楽器。もともとルオの選ばれた男性だけが演奏することを許された神聖な楽器だった。足にはガラという鉄鈴をつけリズムを刻み,手では8本の弦を弾きながら歌う。



曲解説

(1)Ja Ugenya (ジャ ウゲーニャ)
大師匠オクム・オレンゴが愛弟子である Anyango に最初に授けた曲。それがこの「Ja Ugenya」だ。「Chalrete(チャルレテ)」というリフレインは,「私たち誰も違いはない」「私たちみな平等だ」という意味。Chalrete みんな同じ Chalrete あなたがたとえ大金持ちでも Chalrete あなたがたとえ貧しくても Chalrete あなたがたとえ賢い人でも Chalrete あなたがたとえ愚か者でも 私たち みんな同じ何も違いはない。

(2)Gaudensha (ガウデンシャ)
キユーピーマヨネーズ2015年CM曲。Gaudenshaとはケニアの女性の名前。Anyango の大師匠オクム・オレンゴ夫人の名もGaudenshaという。この楽曲は,Savanna(サバンナ)の厳しい自然の中で,たくましく生きるアフリカの女性たちへの讃歌である。

(3)Kizashi ~兆し~
「愛の兆しを感じた旅人は,世界中を回り,ついに愛を通して自分自身を見つけた」2011年,アフリカ対陸中西部のカメルーンを訪れた Anyango は,アフリカの熱帯雨林の森の奥に太古より暮らす人々(ピグミー)と出会った。この熱帯雨林のポリフォニー,ポリリズムにインスパイアされ誕生したアニャンゴのオリジナルソングがこの Kizashi だ。

(4)Afro Blue アフロ・ブルー
ジョン・コルトレーンが演奏したことでも有名なモンゴ・サンタマリアの名曲「Afro Blue」日本語の歌詞は Anyango 自身による。夜のサバンナの乾いた空気に,透明な声が溶け込み,艶やかな懐かしさを醸し出す。ニャティティとダブル・ベースの共演も初の試み。月明かりに響き渡る牛のベル,乾いた記憶,遠い幻。ニャティティの修業をしたアフリカの大地を青い月が照らす。夜明けに触れた貴方のアフロ・ブルー。

(5)声をきかせて
2011年3月11日。Anyango はパリで,サードアルバム「Teï molo」のレコーディング中だった。そこに飛び込んできたのが未曾有の大地震と津波,そして福島のあの原発事故のニュースだった。いてもたってもいられない気持ちを抑えつつ,日本の友人や知人を思い浮かべ創ったのがこの「声をきかせて」だ。東日本大震災復興を願い,2011年10月にシングルとしてリリースされた。今日も願いを込めて Anyango はこの歌を歌い続ける。

(6)Kariobangi (カリオバンギ)
大きく発展を続けるケニアの光と影。高層ビルが並ぶ首都ナイロビには,アフリカ大陸最大規模のスラムがある。Kariobangiはそんなスラムの1つで,Anyango は修業時代 Kariobangiに出かけては,子どもたちにニャティティを弾いて聴かせていた。Savannaに収録されたこの曲をライブではループマシーンを使って再現。途中にKayamba(カヤンバ)の演奏を組み込むとNoriShiotaのベースがブルースで答える。Latyr Sy の哀愁ただようセネガルの歌も胸に迫る。

(7)Mwana wa mberi (ムワナワンベリ)
原曲はケニア西部ルヒヤに伝わる子どもの誕生を祝福する歌で,今でも結婚式などケニア中で広く歌いつがれている。ケニアの伝統曲が,日本のトップミュージシャンを迎え,斬新なダンス チューンに昇華した。ルーツ音楽の懐の深さと,エレクトロニカが有機的に融合するさまは聞き所満載。大音量でスピーカーから流し,サバンナの風を感じながらあなたもぜひ踊って欲しい。

(8)Ne Nyako (ネニャコ)
この娘を見てごらん! 世界中の国々を渡り歩く娘を アニャンゴという名のおどけた娘 今 どうやってこの旅を始めたか 伝えたい みんな 驚きをかくせない! いろいろな国を渡り歩くこの娘 アニャンゴは 皆に歌うことが嬉しいのさ だから夜が明けるまで歌い続けよう!

(9)特典映像 Ogwang(MV)(オグワン)
この撮影はケニアのマサイマラで行われた。映像監督は,東京オリンピック2020の招致映像を制作した名取哲氏。アニャンゴは,伝説的なニャティティ奏者Ogwang Lelo Okoth(オグワン・レロ・オコス)にリスペクトを込め,彼女自身の亡き師匠,オクム・オレンゴから譲り受けた「真っ白なニャティティ」を使いこの曲を創作した。


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アニャンゴ事務所 JOWIエンターテイメント

(photo by Mariko Miura)