ANYANGO / Nyatiti Diva


アニャンゴが、世界初の女性ニャティティ奏者となって3年。待望のソロアルバムがついにリリースされた。
ニャティティのグルーヴとAnyangoアニャンゴの突き抜ける歌声があなたの魂を揺さぶる!
ラブコールが絶えなかった日本語による歌詞。ニャティティの多重録音。
新しい境地を切り拓いたDiva(歌姫)から、目が離せない!


Nyatiti Diva

  • タイトル:Nyatiti Diva
  • アーティスト:Anyango
  • 品番:JOWI-001
  • JANコード:4582312140019
  • 販売元レーベル:JOWI music
  • 価格(税込):2,940円
  • 発売:2009年9月20日


ANYANGO / マタトゥに乗って


収録曲


1 Thum Nyatiti 
2 Dodo Jayiem Ne kadonjo Memba Jeri 
3 マタトゥに乗って 
4 Janeko/ Ja Ugenya (Live at Kericho) 
5 Nabed nade gijo pinje 
6 Koblo 
7 きみのこえ 
8 Seda(Live at Siaya) 
9 Weche ng'eny 

10 Nyadundo gacha ywak pile 
11 Ne nyako ma go ogol ogol 
12 Thum mora 
13 Thum Nyatiti (Pakruok)


ANYANGO


アニャンゴこと向山恵理子は、ケニア西部ルオ民族の村に住み込み、本来は男性しか弾くことができない楽器ニャティティ(8弦のケニア・ルオ民族の伝統弦楽器)の習得・演奏を許された世界初の女性。映画『ナイロビの蜂』の音楽を担当した AyubOgata とは兄妹弟師である。

2005年、ケニアの国立劇場ともいえる「ボーマス・オブ・ケニア」で、ケニア建国以来初の外国人によるライブパフォーマンスを行い、1000人を越える観衆の前で演奏。

2006年から3年連続で国連の式典で演奏。2006年に発売されたCD『NYATITI-LUOの魂-』は、手売りのみにも関わらず、2000枚を完売している。

2007年には、ケニア国内で一躍有名になり、数々のテレビ・新聞・ラジオに出演。ケニアと日本の文化親善大使としても活躍。日本全国の小中学校もかけ回り公演活動中。東京国際音楽療法専門学院の特別講師も勤める傍ら、ガイドブック「地球の歩き方」、雑誌「ソトコト」、「読売新聞」執筆連載など幅広く活動。

2008年5月のTICAD(第4回アフリカ開発会議)の式典では、アフリカ各国の大統領・首脳人の前で演奏。2008年6月の札幌「よさこいソーラン祭り」には、3000名のダンサーを率いてケニアのニャティティチームとして奨励賞を獲得。日本ケニア文化教育交流事業代表。

現在その活動は、ライブ・音源製作だけに留まらず、テレビ・ラジオ・講演・執筆・文化交流事業・ダンス教室など幅広く活躍している。2009年7月、Newsweek誌(日本版)に『世界が尊敬する日本人100人』の一人として掲載される。2009年7月30日、角川学芸出版より、向山恵理子著『夢をつかむ法則』が発刊。



 

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民族音楽の演奏はその民族の演奏でないと本物ではない、と言う人がいるがどうだろう? そんなことを言ったら、ピアノやヴァイオリンの日本人による演奏はどうなるのか。今や日本人による西洋音楽の演奏は西洋人に勝るとも劣らない。であるならば、日本人によるアジアやアフリカ音楽の演奏も、同じレベルに達するはずだ。インド音楽でもペルシア音楽でも、すでに素晴らしい日本人奏者が誕生し活躍している。アフリカ、ケニアのニャティティの音楽には、そう、アニャンゴこと向山恵理子が確かに存在するのだ。

2007 年に彼女と初めて会った時、なんとエネルギーあふれる魅力的な女性だろうと思った。はちきれんばかりのパワー、知性と情熱、話の端々にあふれるケニアへの愛。すでに日本ケニア文化親善大使になっておられたが、その活動はその後もますます充実し今日に至っている。そして、先日はニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100 人」に選ばれた。

ニャティティは数あるケニアの民族のひとつルオ族の、男子だけに演奏が許された伝統楽器である。ギリシア神話に出てくるリラに一見似ている。現地の人はケニアのギターだというが、ハープと言った方が楽器学的には正しい。イチジクの木をくりぬいた半球状の胴に牛の皮を張る。8本の弦は今はナイロンだが昔は雌牛のアキレス腱。楽器を地面に横に寝かせて奏者も座り両手の指ではじく。サワリが効いてビリビリ鳴る。右足首にはガラと言う鉄の鈴、右足親指にはオドゥオンゴという鉄の輪をはめ、ニャティティの木の縁に打ち付けて鳴らしリズムを取る。そして歌う。ストリング、パーカッション、ヴォーカルの3 役を1人でこなすのだ。演奏法も音楽そのものもマスターするには難しい楽器である。彼女は世界初の女性ニャティティ奏者となったが、 その詳しい経緯は著書「夢をつかむ法則」(角川学芸出版)に詳しい。

(浜松市楽器博物館館長 嶋 和彦)


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アニャンゴ事務所 JOWIエンターテイメント